今回は技術本部 土木部長 増留 忍 様、技術本部 樺山 諒平 様のお二人にインタビューを行い、それぞれのお立場から感じた効果を教えていただきました。
技術本部 土木部長 増留 忍 様のインタビュー ▼
技術本部 樺山 諒平 様のインタビュー ▼
組織として「個」を支える、新たなパートナー
「現場BPO」を導入した理由、現場に対する期待とは?
弊社では以前から、現場担当者の事務負担をいかに軽減するかを大きな課題として捉えてきました。
自治体発注の工事は管理項目が非常に多く、担当者が一人で現場の管理から書類作成まで全てを担う状況になりがちです。
また、事業展開を見据え、戦略的に複数の工事を同一の技術者が担当するケースも増えています。こうした負担を個人の頑張りだけに委ねるのではなく、組織としていかにサポートできるか、それが今回の導入のきっかけでした。
現場サポートさんの現場BPOは、単なる作業代行ではなく「一緒に現場を創るパートナー」です。外部の視点が入ることで、属人化しがちな業務プロセスを透明化し、誰もが一定の質を保てる「確かな基盤」を構築したいとも考えています。
これが、次世代の若手社員を安心して迎え入れるための、最良の教育システムにもなると感じています。
生まれた余裕が技術者の「プロフェッショナルとしての真価」を引き出し、施工品質を高める
導入後の負担軽減や「技術者の変化」をどう実感していますか?
導入後、残業時間の削減といった数字上の効果はもちろんですが、それ以上に大きな価値として現場に「余裕」が生まれました。これまで検査前に集中していた膨大な写真整理などの負担を軽減することで、担当者は本来の職能である「品質の追求」や「安全管理」、そして地域の方々へのきめ細やかな配慮といった、より高い次元の業務に腰を据えて取り組めるようになっています。この生み出された余裕こそが、担当者が新しい技術に目を向け、自身の働き方を前向きにアップデートするための「原動力」となります。担当者がゆとりを持って現場に向き合えるようになったことは、社内検査の効率化や高品質な成果物という形で、組織全体にポジティブな変化をもたらしています。
長年の信頼関係と、デジタルツールによる円滑な連携
外注への懸念はありましたか?「安心感」に繋がったポイントは?
弊社では長年、現場サポートさんのソフトやサービスを通じて業務の支援をいただいてきました。その中で築かれた強固な信頼関係があったからこそ、大切な業務を安心してお任せすることができました。単なる外注先ではなく、困った時に身内のような感覚で相談できる心強い存在です。また、デジタルコミュニケーションツールによる進捗の可視化は、弊社の推進するDXのスタンスとも非常に親和性が高いものでした。現場と現場サポートさんのやり取りがリアルタイムで共有されるため、私も状況を把握しやすく、一人で現場を守る担当者にとっても、孤独感を感じない精神的な支えになっていると感じています。
生み出された「余裕」を、未来を拓く力に変える
今後「現場BPO」をどのように活用し、会社の競争力を高めますか?
現場BPOによって生み出された余裕は、決して単なる空き時間ではありません。それは、新たな業務への挑戦や社員一人ひとりのさらなる成長、そして次の工事受注に向けた戦略を練り、一歩先の施工管理へと挑むための「前向きなリソース」です。一人の担当者がサポートを得ることで、より高い生産性を発揮し、複数の業務を担いながらも生き生きと働ける体制を整える。これが地域に必要とされる渡辺組の競争力を高め、ひいては地域の未来に貢献できる原動力になると確信しています。
心強いパートナー
兼務する2つの現場で最高の品質を目指して
「現場BPO」を導入する前の業務の課題は?
今回、私は自治体発注の工事を一人で2現場担当することになりました。安全の確保や品質の向上、地域の方々への丁寧な配慮など、現場の技術者として大切にしたい業務は多岐にわたります。これまでも施工の安全や品質を追求する時間を大切にしてきましたが、安全や品質に関わるコア業務等へ注力したい一方で、どうしても書類作成や写真整理などの事務作業に時間をとられてしまう場面もありました。2現場とも妥協なく、完璧にやり遂げたい。その強い想いを形にするために、事務作業の負担を軽減し、より現場に寄り添える環境を作ることが今回の挑戦でした。
客観的な視点が防ぐミスと、2現場兼務を支える「週約5時間の余裕」
現場の目線で「これなら使える」と感じた決め手は?
実際に運用を始めてみると、週に約5時間ほどの時間をつくることができました。この「約5時間」という余裕の価値は、二つの現場を抱える私にとって、一現場を担当している時とは比較にならないほど大きいものです。頭の中に、次の工程や現場の安全をじっくり考えるスペースができたことが最大の収穫です。さらに、現場サポートさんからの外部の専門家としての提案は非常に助かりました。自分一人で進めていた時には気づかなかった効率的なやり方を知ることができただけでなく、客観的な視点が入ることで、誤字脱字といった細かい部分にも未然に気づくことができました。おかげで設計変更の協議資料作成など、より高度な業務にも早い段階から取り組むことができ、中間検査でも精度の高いデータをスムーズに提示することができました。
新しい働き方を、これからのスタンダードへ
「現場BPO」の進化に何を望みますか?さらなる業務効率化への期待は?
今後は写真整理に限らず、その他の書類作成やドローン撮影など、さらなる連携を深めていきたいと考えています。現場BPOが生み出す余裕をエネルギーに変えて、渡辺組が誇る技術力にさらに磨きをかけたい。この協力体制こそが、現場を担うこれからの技術者にとっての「新しい働き方」のスタンダードになると信じています。